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船舶管理

安全管理

 当社では国際海事機関(IMO)で採択されたInternational Safety Management Code(ISM Code)に基づき、安全管理システム(Safety Management System)を構築し、1997年4月、(財)日本海事協会より認証を得ました。船舶部陸上職員及び海上従業員は安全管理システムに基づき、海上における人命の安全、船舶の安全航行、環境の保護に努めています。

危機管理

 国際海事機関(IMO)において海事分野の保安対策強化を目的とする「SOLAS条約付属書」の改正が行われ、国際航海船舶と港湾施設の保安基準(International Ship & Port Facility Security Code, ISPS Code)が、2004年7月1日より発効となりました。
 当社はISPSコードに基づいて船舶保安計画(Ship Security Plan, SSP)を作成、船舶保安証書(ISSC)を取得して、保安対策を確立しています。

環境対策

適正なバラスト水の処置

 船舶が貨物を積まずに航行する際には、船体の安全性確保のためバラスト水(海水)を船内の専用タンクに注入しています。この海水には海洋生物や微生物が含まれているので注入地と異なる場所での排出により、従来の海洋生態系に影響を及ぼす恐れがあります。
 当社では、MARPOL条約や各国の厳しい制約に則し陸岸から50〜200海里以上離れた水深200M以上の外洋でバラスト水交換を行っており海洋生態系の保全に努めています。

環境にやさしい生分解性船尾管潤滑油の使用

 当社では、プロペラ軸の潤滑油の船外漏洩防止対策に加え、万が一漏洩した場合でも海水中の微生物により短時間で水と二酸化炭素に分解される潤滑油の使用を2008年新造船より行っています。

有機スズを含まない船底防汚塗料の使用

 貝や海藻類が船底に付着すると、推進抵抗が増加して燃料効率が低下します。
これを防ぐ為に、従来は防汚効果の高い有機スズを含む塗料が広く使われておりました。
 しかし、有機スズの海洋生物および人の健康に対する悪影響が懸念され国際海事機関(IMO)において2003年1月以降の新たな有機スズ系船底塗料の使用禁止、2008年1月以降は有機スズ系船底塗料の完全除去、または船体に塗布されている有機スズ系船底塗料の溶出防止処置の条約が決議されました。
 当社では、条約化に先立ち1996年建造の新造船より有機スズの含まない環境にやさしい塗料を採用、その後の修繕船も随時対応しています。